機械

心がない 冷たい マシンみたい と言われることがある。 確かに、と思う。 心がないわけではなくて、 負の感情を感じないように自分なりに防御しているだけなのだけど。 でも、はたから見れば 冷たいと思われても仕方がない。 感情はありのままに感じるべきも…

遠く遠く

気持ちの波が激しすぎる・・・。 これは確実にホルモンのせい。 悲観、絶望、嫉妬、憎悪、怒り・・・・・ 人の中を抜け出して家へ帰ってくると、 ゆっくりしたいことだけして過ごすと楽なのだけど。 仕事があるとそうもいかない・・。 自分だけのリフレッシ…

新しき

引っ越しが終わった。 苛立ちに支配された数日間だった。 家を手放すと決めたこと。 私の意見などはなから聞き入れるつもりはないこと。 思い出の品を躊躇なく捨てていくこと。 家を売ることを勝手に決めたくせに、 少し大家ともめただけで、 やめようかなな…

最後。

実家に泊まる最後の夜。 ひたすらにものを捨て、かたづける、、、。 昔の記憶が蘇る。 ここにいた最後の何年かは暗い記憶ばかりだけれど、 その昔は幸せな明るい家庭だった。 守られた幸福な子供だった。 楽しい記憶も心に留めておきたい。 過ぎ去ったとして…

静か

仕事が始まった。 集中できない自分がいる。 二ヶ月前のノートを見ると、 ほとんど全ての情熱を仕事に傾けていたことを思い出す。 今は、考えることといったら、彼のことや 自分の今後についてばかり。 揺らぎまくっている。 ********* ふんぎりが…

答え

流れに逆らうのは難しい。 自分がどうしたいのか。 どう生きたいのか。 なんだかとても苦しい。 生きてるって感じする。 私の好きな人は一つのことに夢中だ。 人生を捧げている。 彼といることは家族を諦めることだろうか。 愉しく明るい家庭。 自分の一番の…

うどん

うどん食べた。海老天ののったやつ。 クレープ食べた。チョコとバナナと生クリームが入ったやつ。 タルト食べた。いちごがのったやつ。。。。 そして喋り続けた。聞き続けた。 楽しいこと、苦しかったこと、笑えること、やりたいこと。 仕事のこと、恋のこと…

温泉

関東へ行った。 建物同士の距離が近く、人の数の多いこと。 多様な人がいると感じた。 この北国よりずっとずっと。 そして空気も違う。 もちろん湿度や温度が高いのもあるけれど なんだかもっと他にも違う。 賑やかさというか活気というか。 空気の持つエネ…

雨と雪

とても寒く風邪をひきそうなくらい。 来週からは晴れるのだ。 でも今日は雪。 *********** 彼はときどきぽつりと、母のことを尋ねる。 どんな人だったのか、 好きな作家は誰だったのか、 何の病気だったのか。 母は正義感の強い人だった。 サガン…

ただの備忘録

GWだ。 情緒不安定気味だ。 理性は脳みそを懸命に働かせ 前向きに前向きに考えようとしてくれる。 でもその努力の一切を感情が台無しにしてくれる。 頭がいつもぐるぐると考えている。 いいことわるいこと苦しいこと。 ここ数日、世界は美しく見えない。 な…

冠婚

できれば人は長生きするのがよいのだな。 たくさんのことを見たり知ったりできるし 残される人たちも、寂しくても諦めがつくもの。 少し若く死んでしまうにしても 精一杯好きなことして死ぬのがいい。 たくさんわがまま言って、 やりたいことをやって。 その…

料理

早めに帰ってきて、料理をした。 いろいろ作って冷凍した。 なんでも貯め込むのが好き。 ********** 彼と私は似たような時間軸で生きている。 ゆっくりゆっくり。 だから彼といると心地よいのだと思う。 何も急がなくていい。 たぶん、待ち合わせ…

昨日、帰りに海へ行った。 昔、鳥好きの彼に連れていってもらったマリーナ。 珍しい鳥目当てで行ったのだけど、 そこで見る夕焼けの美しさが気に入り、 以来時折一人で訪れる。 日が長くなったから、 定時上がりなら夕焼けが見れるかも、 と思ったのだけど、…

回復

激しい動揺の最中にいても これが過ぎ去れば、また大丈夫になる、 と私は知っていた。 その思いが自分を支えた。 そして昼過ぎには友達に連絡して 自分の滑稽さを笑えるまでになった。 そして仕事へ行った。 余裕、余裕、と思っていたのに、 そうでもなかっ…

痩身

何も考えたくなくて 何かインパクトの大きいことをしようと思い 痩身エステの予約をとろうとしたら、 今日は予約がいっぱいだった。 ていうか昨日はほとんど寝られなくて そしたら一発で肌の状態が最悪。。。 恐るべしアラサー。 小じわの群れ。。。 ***…

うわあ

大失態。 大失態? うわああああ。 眠れなかった。 動揺が大きくて。 何だろう。 悲しみとか、怒りとか、ではなく。 ただただ驚いた。 びっくりしてしまった。 自分が今まで盲目的に信じてきた考え方とは 根本的に違う考え方に触れて。 それが他人だったら、…

油まみれの仕事が終わった。 ギトギト。 明日は何をしよう。 ******** 私は大丈夫だ。 今日、それを確信した。 むやみに夫を傷つけることを望んでいない。 彼を巻き込むことも。 和を乱すことも。 踏み込んでいないし いつでも立ち止まれる。 心配性…

平穏

ハルもこの生活に少しずつ慣れ 私も体力が戻りつつあるし 前働いていた時よりも 色々なことにゆったりと対応できるようになり 歳を重ねたことを感じる。 人の欠点というか 弱いところというか 些細な粗を別に悪いとも思わず 受け入れられるようになった。 う…

蜘蛛

今日も、虫が。 小さな蜘蛛が、ひょこひょこと。 いい天気。 快適な気温。 春の匂い。 ********* 少し残業になってしまったけれど、 急いで帰って、図書館へ行った。 やはり開架にはなくて、 閉架の棚から持ってきてもらった。 私より4歳年上の古い…

この北国にもとうとう虫が出始めた。 春、か・・・。 早いもの。 今年は特に、雪が少なかったから、 春が早く感じるのかもしれない。 冬タイヤがすり減るすり減る。 ************* 家族仲の良いことは、良いこと。 当然、そうだ。 なのにこんな…

春風

諍いのない日々は平和だ。 平和は素晴らしい。 素晴らしい。 夫は相変わらず話の続きをしない。 自分が態度を改めたら、 それでもういいと信じているらしい。 信じるのは勝手だけれど 自分の信じたいように信じていられるなんて ひどいこというようだけれど …

しわ

一つの命が消えそうになっては盛り返してを繰り返している。 個室の病室は母のことを思い出させる。 でもこの病室にはたくさんの人が入れ替わり立ち替わり。 母の命が消えゆく様を心細く見つめたあの病室とは違う。 病人も違う。 90歳を越え顔には多くの皺が…

とうとう

一週間前に、別々に生きたいと思っている旨を告げた。 ショックを受けているようだった。 そして家を出て行った。いく先は決まっている。 たっぷり丸一日いなくなって、 心配をかけて これで私が懲りたと思ったのだろうか。 バカな考えは捨てると思ったのだ…

瞬間

久しぶりに、この瞬間が訪れた。 二人で静かに話せる時間。 胸がぎゅうと苦しくなる瞬間。 明日から少し長めの旅に出てしまうから どうしても今日、話をしないわけにはいかなかった。 行ってらっしゃいを言うため。 別れの言葉を聞くため。 待つ間の心の拠り…

そばで

少しずつ、一人で生きる方向へ向かっていけてるのだろうか。 わからない。わからない。 ************ つい目で追ってしまう。 会えると嬉しい。 話せるともっと嬉しい。 天気のいい日に、少しだけ 仕事を抜け出して、二人で散歩できたら、 とて…

ほっけ

夫と少し、険悪だ。 入院中の夫の祖母のお見舞いへいくため、 夫の実家に行かなくてはならなかった。 用事があるから別々に行く、と言ったら、 それが感じ悪いと思ったらしい。 それでも単独行動は快適だった。 道の途中で、お見舞いのお花を買うこともでき…

夜の散歩

会社では色々な性格の人がいて 嫌でも色々な人と接することになるから 疲れる反面、変化に富んでいていい。 同期と帰りに話した。 できることなら別れないでくれるのが一番いい、と彼は言っていた。 ううむ。 まあ、そりゃそうだよね。 彼は私の友達であると…

みかんの色

夫は今週末、なぜか私と過ごそうとしていた。 いつもは予定していた外出さえブッチして出かけていくのに。 私の気持ちが固まった瞬間に、なぜ擦り寄ってくるのだろう。 家事をいつもよりやってくれたり、甘いものでもたべにいく?とか聞いてきたり。 いつも…

猫の力

今日は陽の光のことを話した。 やはり彼の隣にいると世界が全然違うものに感じる。 気持ちが落ち着いてきた。 もう大丈夫だ。 突っ走ることは、ないだろう。 同僚として、付き合っていける。 ************* 夫が、二週間弱ぶりに帰ってきた。 …

日差し

去年、とてもいい本に出会った。 静かで、少し切なくて、懐かしいような本。 もし、もうすぐ命が終わる時は、 その本を読みながらいきたい。 だから、日本と独逸を行き来する時は、 必ずその本を鞄に忍ばせた。 大好きな、本。 その本を、彼に貸した。 その…