2016-03-01から1ヶ月間の記事一覧

この北国にもとうとう虫が出始めた。 春、か・・・。 早いもの。 今年は特に、雪が少なかったから、 春が早く感じるのかもしれない。 冬タイヤがすり減るすり減る。 ************* 家族仲の良いことは、良いこと。 当然、そうだ。 なのにこんな…

春風

諍いのない日々は平和だ。 平和は素晴らしい。 素晴らしい。 夫は相変わらず話の続きをしない。 自分が態度を改めたら、 それでもういいと信じているらしい。 信じるのは勝手だけれど 自分の信じたいように信じていられるなんて ひどいこというようだけれど …

しわ

一つの命が消えそうになっては盛り返してを繰り返している。 個室の病室は母のことを思い出させる。 でもこの病室にはたくさんの人が入れ替わり立ち替わり。 母の命が消えゆく様を心細く見つめたあの病室とは違う。 病人も違う。 90歳を越え顔には多くの皺が…

とうとう

一週間前に、別々に生きたいと思っている旨を告げた。 ショックを受けているようだった。 そして家を出て行った。いく先は決まっている。 たっぷり丸一日いなくなって、 心配をかけて これで私が懲りたと思ったのだろうか。 バカな考えは捨てると思ったのだ…

瞬間

久しぶりに、この瞬間が訪れた。 二人で静かに話せる時間。 胸がぎゅうと苦しくなる瞬間。 明日から少し長めの旅に出てしまうから どうしても今日、話をしないわけにはいかなかった。 行ってらっしゃいを言うため。 別れの言葉を聞くため。 待つ間の心の拠り…

そばで

少しずつ、一人で生きる方向へ向かっていけてるのだろうか。 わからない。わからない。 ************ つい目で追ってしまう。 会えると嬉しい。 話せるともっと嬉しい。 天気のいい日に、少しだけ 仕事を抜け出して、二人で散歩できたら、 とて…

ほっけ

夫と少し、険悪だ。 入院中の夫の祖母のお見舞いへいくため、 夫の実家に行かなくてはならなかった。 用事があるから別々に行く、と言ったら、 それが感じ悪いと思ったらしい。 それでも単独行動は快適だった。 道の途中で、お見舞いのお花を買うこともでき…

夜の散歩

会社では色々な性格の人がいて 嫌でも色々な人と接することになるから 疲れる反面、変化に富んでいていい。 同期と帰りに話した。 できることなら別れないでくれるのが一番いい、と彼は言っていた。 ううむ。 まあ、そりゃそうだよね。 彼は私の友達であると…

みかんの色

夫は今週末、なぜか私と過ごそうとしていた。 いつもは予定していた外出さえブッチして出かけていくのに。 私の気持ちが固まった瞬間に、なぜ擦り寄ってくるのだろう。 家事をいつもよりやってくれたり、甘いものでもたべにいく?とか聞いてきたり。 いつも…

猫の力

今日は陽の光のことを話した。 やはり彼の隣にいると世界が全然違うものに感じる。 気持ちが落ち着いてきた。 もう大丈夫だ。 突っ走ることは、ないだろう。 同僚として、付き合っていける。 ************* 夫が、二週間弱ぶりに帰ってきた。 …

日差し

去年、とてもいい本に出会った。 静かで、少し切なくて、懐かしいような本。 もし、もうすぐ命が終わる時は、 その本を読みながらいきたい。 だから、日本と独逸を行き来する時は、 必ずその本を鞄に忍ばせた。 大好きな、本。 その本を、彼に貸した。 その…

眠れない

人の目とか人の価値観を気にしすぎている。 人間は自分の目でしかものを見れないはずなのに。 だから疲れてしまう。 疲れ切ってしまう。 世界から閉じ篭りたくなる。 心は自由だ。 私はたくさん間違えるけれど けれど。 ************* 彼の手を…

今のまま

私は人を好きになれるし 多分カラオケも行けるし 腹がよじれるような笑い話もできる。 それでもまだ、まだ、足りない。 自分や人を大切に、 日々の些細なことを大切に、 幸せだけを願いながら生きていくには程遠い。 立て直していきたいし、行ける気がしてい…

この距離

水槽はいい。 砂を食らう魚。 エサをよこせとねだる魚。 私の姿を見ると岩陰へ隠れる魚。 バラエティに富んでいる。 そして美しい。 *************** 父とのいびつな関係も。 心配な兄のことも。 病気の叔父や叔母も。 結婚に失敗したことも…

えびす

体力が戻りつつある。 毎日、残業をしている。 みんなが早く帰る金曜日でさえ、 何の予定もないから残る。 リア充の奴らには完敗だけれど、 いいのだ、私はこれで。 働くことが好き。 *************** 好きだという気持ちが、自分のものなの…