なんと

一ヶ月ぶりの更新だ。
そして帰国まで一週間を切ってしまった。
できるだけ、考えないようにしているけど、
でも、お世話になった人への挨拶とか、
荷造りとかしていると、考えたくなくても、考えてしまう。
一時帰国でも眠れなくなるのに、本帰国が迫ってくると、
もう・・なんだか頭の中がざわざわして。
あの人にもこの人にも、もう会えない。
この家、この街での生活にも、もう戻れない。
うううーーーん。
後悔のないように、とか、そんなやり方で済む話ではないのだ。
忘れたくないな。
いろんなことを。
と、言ってるそばから、深夜のこの時間に爆発音が・・・。
なんだなんだ。
欧州はなんだか大変なことになってきている。
この時期に帰国できるのは、ほっとする反面、
残して行く友達のことがとても気がかり。
収束に向かえばいい、なんて希望を持つどころか、
もっとひどいことになりそうな予感しかしない。
それでも、自分たちにも危険が迫る中で、私の知り合いの独逸人の多くは、
「難民に対する風当たりが強くならないか心配だ」
「宗教は利用されているだけ」
と、理性的な意見を崩さない。
綺麗事のようでもあるけれど、
理想を高く掲げて自分たちの信じる道を曲げない彼らの態度は、
一筋の光のように思えたりもする。