今日も

独逸の冬は暗い。
当然のように毎日どんよりと曇っている。
たまに青空が覗くと、驚く。
うつ病・自殺者が増えるのもうなずける。
こういう日が続くと、一人で家にいると気が滅入ってくる。
週末からは予定が詰まっているから、
一人の時間は有効に使わなきゃと思うけど、
人に会いたいなあと思う。
友達に会ってああでもないこうでもないとお喋りしたい。
ああでも今日は珍しく青空が少しだけ見えている。
家の中も少しだけ明るい。
気持ちがいい。
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この歳になって、とっても今更なんだけど、
もっと知りたいなあとか勉強してみたいなあと思うことが出てくる。
その道の先生に教えを請うて真剣に勉強してみたいなあなんて。
あと十年くらい早ければなあ。
んー。
後悔だよなあ。
十代の私はなぜ、毎日寝てばかりいたのだろう。
もっと、自分の好きなものをとことん追求したり、
楽しいことに没頭してみたり、しなかったのだろう。
うーん。
大して覚えてはいないけれど、
あの頃は、人生の嫌な部分ばかり目について、
それを見るのが嫌で、寝てばかりいたような気がする。
ううーん。
しょうがないよなあ。
過去の自分に何を言ったってさあ。。。
今の自分はちゃんと、好きなことやってるよ。
好きなことばっかりやってるよ。はは。
未来の自分はそれでも、今の自分には思いもよらないような文句をいうだろうか。
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銀行もアパートもケータイも保険も解約手続きを進めている。
帰国便の予約も、引越しの見積もりも。
自分たちの心積もりも。
ただ独逸を去るだけ。もといたところへ帰るだけ。
今の生活を終えるのは当然寂しい。
新しい生活は楽しみなことも多いのだけどねぇ。
独逸の景色が好きだった。
私の住む郊外の街から中心地へ行くには、
二種類の電車が出ている。
大きな街を通りながら、途中から地下へ入る片道20分の電車と、
農道や住宅街を通りながら、中心地を眺めながら山を下って片道25分の電車。
私は後者の電車から見える景色が特に好きで、
街へ行くときはいつも後者を使っている。
もう景色を見れなくなると思うと、
ついつい歩きながらパチパチと写真を撮ったり。
今の季節は絵になるし。
うううーーーん。
あ、かぼちゃ祭り行かないと。