寝た

金曜日の夜に日本の薬を飲んで、すやすや寝た。
やっぱり睡眠はいい。
昼寝しすぎないように、気をつけないと。。。
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本について。
電子書籍を買ったりもしてるんだけど、
二ヶ月ほど前に、20冊ほど、夫の母に送ってもらった。
全て、好きな作家のものを通販で選んだ。
狙ったわけじゃないけど、全員女性の作家さんだな。
そしてみんな、ジャンルとしては純文学かそれに近いものだと思う。
単純に、それが好みなんだろう。
人に勧められた全然違うジャンルの本を読むのも好きだけど。
本自体の面白さと、勧めてくれた人と世界を共有できる面白さがいい。
で、送ってもらった本を8冊くらい読んだのだ。
全部面白く読んだけど、中に特に心を打たれたものがあって。
梨木香◯の「家◯綺譚」。
好きな作家さんだからなんとなく買っただけなんだけど。
薄くてしかも古本で少し汚れていて、
なんの期待もせず、軽いから鞄に入れて、電車の中で読み始めた。
一節一節が短い。
でも、なかなか進まない。
進まないからといって面白くないのではなくて、
逆に一節を読んだ後の充実感がすごくて、
余韻を消したくなくて次に気軽に進めないという。
こういう感覚は初めてだった。
すごく淡々とした話が続いていくだけなのだけど、
切なかったり、優しい気持ちになったり、最後は泣きそうになった。
すげえ本だ!実は有名な本だったりして。と思って、
検索したところ、芥◯賞を受賞した芸人さんのお勧め本20選に選ばれていた。
この芸人さんがお勧めする本は、期待できる・・・
と思って他の本も見たところ、太宰◯の「ヴィ◯ンの妻」があった。
読んでみたいと思ってダウンロードしてまだ読んでいなかった作品。
早速風呂につかりながら読んだら、
これがまた。。。すごく良かった。
こりゃあ他の18作品も読むしかないね。
暇人の特権。
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本の値段について。
本を家守綺◯を読みながら、あまりに面白くて、
本自体が尊く愛しいものに思えた。
それで思わず表紙を撫ぜたり眺めたりしてみた。
裏表紙を眺めたときに、驚愕した。
その本の定価(税抜き)は、400円もしなかった。
この素晴らしい本が、400円未満?!
例えばこの間映画館でみたくだらない(失礼)映画は、1000円以上した。。。
そりゃ、映画の方がお金かかってるんだから、
高いだろうけどさ。。。
自分の得たもの、感動の大きさで言ったら、
この本には倍以上払っても惜しくないのに。。。
まあ、お金の問題じゃないけどさ。
でもあまりにも安すぎる、と。
でも安いから多くの人が手に取れて、
多くの人の心を豊かにするのか。
やっぱり本って、作家さんてすごい