年越し

結局、温泉には行けなかった。
ハルも夫の実家で過ごした。
ほとんど料理ばかりして過ごした、2014年最後の日。
今日は、茶碗蒸し、なます、エビの旨煮、納豆巻きを作った。
昼過ぎにお隣さんが訪ねてきて、美しい筑前煮をくれた。
とても美味しそうな、具のたくさん入った、筑前煮。
父がみかんをお裾分けしたお礼らしい。
自分で作った煮物が微妙だったので、ありがたい。
午後に生餅を買いにスーパーへ走ったが、売り切れていた。
生餅は個装パックの餅と全然違って美味しい。
お雑煮にして食べたかったのだけど。。一足遅かった。
昨日、今日で作ったもの、いただいたもの、買ったものを
お重に詰めて、おそばをゆでて、年越し日の夕食とした。
年越しの準備は、自分のためにしている。
しめ飾りを戸にかけて、鏡餅を玄関に飾って、
お節を食べて、おそばを食べて、紅白を見て夜更かしすれば、
以前と同じように年を越せるのだ。
自分にできる、最善。
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夫とのことは、しばらく保留にする。
彼は、時々、
「大人になったら○○したい」
と言う。
私は、その言葉を聞いて、ゾッとする。
自分が年齢的には十分、大人であるという意識がないのかと。
まだ未熟なひよっこであるということに何の抵抗もないのかと。
しかし、じゃあ私は大人かというと、違う。
落ち着いている、大人っぽいと言われるが、
おとなしいだけで、とてつもなく幼稚な子供だ。
お互いに、幼稚すぎるから、互いを尊重して共同生活を
送ることがうまくいかないのだと思う。
夫は、実家に帰ると、生き生きとして別人のようになる。
スマートフォンだけを見つめ、
家政婦と主人のような独逸生活とは別人。
父がいて、母がいて、姉弟がいて、初めて、
彼は一人前にやっていけるのだ。
何を議論しても、平行線。価値観の相違は計り知れない。
全て投げ出したくなる。
だけど、投げ出せるような、簡単な問題じゃない。
結婚という契約は。
だから、保留だ。
私は、自分を良くすることだけを考える。
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今年も口を開けば弱音ばかりだった。
特技、弱音を吐くこと。ってくらい、吐いていた。
来年もきっと、たくさん弱音を吐くことだろう。
端から見たら、たいそう見苦しいんだろうなと思う。
でも、弱音を吐くことがストレス解消だから、吐き続けるだろう。
来年は、努力とチャレンジの年にしたい。
今年一年で、やりたいことの的が絞れてきた。
努力して、チャレンジして、大切な人たちと会って、
たまーに、弱音を吐く、そんな一年にしたい。
今年も一年間、見守ってくれてありがとう。
味方だと言ってくれてありがとう。
来年も宜しくお願いします。