断る

夫の家族＋その友人たちの集まりを、
感じよく断る術を知りたい。
夫の二親等までは、
毎日でも会おうじゃあないか。
こちらもはるを預かってもらっているし。
三、四親等の方々も、
たまに会うならいいさぁ。
親戚だもの。
でも、それ以外は。。。
はぁ。無理。
いきなり、突然、初めましてで、
和気あいあいの飲み会やキャンプにぽんと入れられて、
楽しく過ごせない、私は。
いや、さらっと嘘をつけるようになればいいんだけどね。
「その日は予定が」
なんつって。
でも断ろうとすると、
またそういう事言うんだよな、お前は
と嫌味を言われる。
それがとても気になる。
いいじゃない、行きたくないんだから。
私が行かなくても、
貴方は行くんだし、楽しくやれるんだし。
はああああ。
参加しても楽しくないし、
参加しないと嫌味を言われる。
そして寂しい。一人で寂しい。
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独逸はいい。
自分だけ寂しい思いをすることがないから。
日本は嫌だ。
日本に帰ると私は一人になる。
とても孤独だ。
今年の正月もひどかった。
ひとりぽっちで年越しして。
夫は実家で親類と酒を飲みゲームに夢中になって連絡もない。
いつまでもグチグチ言ってられない。
いつかは乗り越えなきゃいけないこと。
でも今はまだ無理そう。
日本に帰るたびに、嫌な気持ちになるのだ。
自分にとっての「うち」が未だに実家である夫に対して。
独逸は本当にいい。
あいつも一人。
私も一人。
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Wかっぷは楽しかった。
毎日、サッカーの試合をTVで観た。
日本を応援したり、日本が敗退した後は
南米や独逸を応援した。
独逸戦の時は、ドンちゃんや他の友達と
チャットしながら観て、一緒に観戦しているようだった。
優勝した直後は、郊外の静かな街に
しばらく花火やクラクションが鳴り響いていた。
次はぶんですリーグを観に行くのだ。
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ドンちゃんはきちんとした人。
独逸人らしく、話好きで、会うと
一週間の出来事を報告し合う。
気遣いとかふるまいとか、
優しさに満ちている。
メールでも直接話しても、
とても優しいから、驚く。
うちの夫が彼の半分でも
洗練された気遣いをできたら、
もっと心穏やかに暮らせるのにと思う。
でも夫はきっと一生変わらないだろう。
優しくないのではなくて、
優しくする気がないのだから。
細やかな配慮とか気遣いとか言葉遣いとか、
そういうものに価値を見いださないのだと思う。
細やかさが男性の魅力の絶対条件かと言われれば
違うかもしれない。
けど、どうしても、
雑な扱いに慣れた私は、
男の人に細やかな気遣いをされるとじーんとしてしまうのだ。
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私もいつか病気で死ぬだろうか。
何から何まで母に似ているから。
病気になったら、夫は、
見て見ぬふりをするだろうか。
父のように。
恐ろしいものから目をそらしたくて、
他のことに打ち込むのだろうか。
夫の母が不憫に思って、
代わりに見舞いに来てくれたりするのだろうか。
どっちにしろ寂しいなら、
一人の方がいい。