入籍

入籍した。
通過点でしかないという気持ちもあるけれど、
一つの大きな節目だなぁとも感じている。

お昼に家族の顔合わせをして、
帰りに雨の中、区役所へ行き、
婚姻届を無事提出。
慌ただしいことこの上ない。
私たちらしい。

やっとだね、と2人で話している。
ずっと結婚したかったから。
私たちは2人ともひどく未熟で、
会社の人たちにも、
かわいい夫婦だとか、幼いとか、
言われるほど。
こんな幼いのに結婚しちゃったよ。
でもまぁ、これから2人で成長していけばいいよね。

母のことを考えるとやはりつらいけれど、
前を向いて歩いて行こうと思っている。
悲しみより懐かしさを感じることが増えている。
涙が流れるときも、懐かしくて恋しいから、流れる。
時間は悲しみを癒してくれることを知った。
私に前を向かせてくれたのは、
他でもない、彼。
出会ってからこの8ヶ月間、
ずっとそばにいてくれた。
幸せになんかなりたくないと泣き喚く私に、
幸せにしてあげたいと言ってくれた。
いろんな所に連れていって、
いろんな人に出会わせてくれて、
母のことしか考えない私に、
自分の人生を考えさせてくれた。
今、私には、たくさんの夢や目標がある。
これは私には、奇跡みたいなことなんだ。

2人とももう少し、我を抑えられるようになったらいいかな。
あとは、ずっと変わらず、2人で楽しく笑い合っていたい。
あたたかい家族や親戚がいる。
素敵な友達もたくさんいる。
穏やかな日々を過ごしていきたい。