暗い

このところ、一人でいると気分が落ち込み気味。
大きな原因は、家の中が暗いせいだと思う。
家の中が暗いのは、外が暗いから。
一週間に一回くらい、それも数分しか晴れない。
ここ一ヶ月くらい。
ずーっと曇っていて、ずーっと暗くて、
家の中にも光が入ってこず、暗い。
一階でカーテンがないので、電気をつけるなら、
窓のシャッターを全て下ろしてしまわなければならない。
でも、せっかく日中なのに、それもなんだか悲しい。
外が暗いとはいっても、真っ暗なわけではなく、
若干の光は入るわけだから、それを全て遮ってしまうのももったいない気がする。
そう思い窓辺で一日中過ごすという生活を続けてきたけど、
気分がやたら落ち込むのだ。。。
そんなわけで、やっぱり電気をつけることにした。
居間からバルコニーに行くドアのシャッターだけ全開にして、光も入れる。
庭の工事が突然再開されたら、工事のおじさんにリラックスしてる姿を目撃されるけど・・。
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ドンちゃんは、一ヶ月ほど前から一人暮らしを始めた。
理由は、実家から通うのが不便だから、という。
ドンちゃんの実家は我々の住む大きな市からかなり離れた郊外にあるのだ。
しかし、10年以上実家から大学に通い続けて、なぜ今更、
一人暮らしを始めようと思ったのか。
最近は電車のストライキも多く、市内に住んでいた方がそりゃ便利だけど、
お金がかかるわ引っ越し先も大学からまあまあ離れてるわで、
きっと便利だという以外にも何か理由があるのだろう。
今度、機会があれば探りを入れてみよう。
探りを入れる、なんて微妙な英会話テクがないから直球になりそうで怖いけど。
そのドンちゃんが、週末に一人でクッキーを焼いたらしい。
タッパーに入れて持ってきたクッキーを分けてくれた。
週末に一人で何やってるんだろう、この人は。
不思議な人だ。。。。
天板3枚分焼いたらしい。
半日かかった、大変だった、とのこと。
ちょっと焼き時間が長すぎた、もっと練習しないとね、とも。
また作る気かい。
そして、ドンちゃんのクッキーを食べていたら、
通りがかりのおじさんが、俺にもくれと言って、
迷いなく手を伸ばしタッパーから一枚取っていった。
週末に一人で大量のクッキーを焼く29歳男性、
見ず知らずの人のタッパーからクッキーを持ち去るおじさん。
シュールだ。
ちなみにクッキーの味はなかなか美味しかったよ。