どにち

今日も彼の実家に行った。
ホームシックか彼は。
でも楽しいんだなー。
楽しいから帰りたいのかなー。
てゆーか行ったら、親戚が四人も来てて焦った。
なんかすごい自然に迎え入れてくれる。
彼の家族とのおしゃべりは楽しい。

彼は私の新しい家のご近所でおばあちゃんおじいちゃんと暮らしている。
今日はおばあちゃんと初対面した。
きついと聞いていたけど、すごく優しかった。
前もお邪魔した彼の部屋が好き。
私が理想としてる部屋に近い。
落ち着くけど甘さがない。
適度に散らかってる。
嗜好が似てるんだな、ほんとに。

ほんとに私は恋が不得手だ。
だらしないんだろうな。
一緒にいたい、
片時も離れたくないという感情にずるずると振り回される。
反対に彼はひとところに留まらない。
用事があれば私を置いてあっさりいなくなる。
また後でね、と笑って。
そしてほんとうにまたすぐ一緒になる。
一秒でもはなれていたくないんだよね、
と彼は笑う。
そうなのだ。
別に一緒にいてもずっと話しているわけではない。
べったりくっついているわけでもない。
でも、同じ空間にいると嬉しい。
彼が楽しそうにしているのを見るのが好きだ。