多葉

帰ってきた、我が家。
やはり一人は落ち着くのだ。
ぴつこがべったり甘えてくる。
淋しかったのかな。

晩御飯にお好み焼きを作った。
そして食べ過ぎた。
でもすごいおいしかった。
珍しく父もおいしいと嬉しそうに言っていた。

一人の時間て大事だなぁ。
人といるのが辛くてそう思ったことはあったけど、
楽しく過ごした後に初めて思った気がする。
熟成期間みたいな。
意味不明。
友達からちょうど電話がきて、
結婚することを伝えた。
友達はとても驚いて、
早まるなと言ってきた。
そりゃあそうだ。
連絡をとるようになって一週間ちょい。
付き合った日に結婚決めるとか、
スピード婚すぎる。
でも、ちゃんと説明したら、
納得してくれた。
彼女は一番つらいときにそばにいてくれた。
笑わせてくれた。
歯に衣着せずに何でも言ってくれた。
わかってくれて、嬉しかった。

これからは全部彼が守ってくれる。
そんなことは起きえないと思っていた。
男の中で生きてきて、
男に守ってもらおうなんて、
これっぽっちも思ったことはなかった。
私はありのままのヘナチョコでいていいのだ。
彼の横で楽しく笑っていればいいのだ。
頑張らなきゃって気を張って仕事能率上げることよりも
そっちの方が私に必要なことだった気がする。