呼吸

スタバでキャラメルフラペチーノとケーキを買って帰った。
いまの生活では、それしか買えなかった。
本当はピンク色の花を買いたかったけれど。
それは父に明日頼もう。

自分の心が開いていくのを感じる。
同類なのだ。
彼と私は。
彼は見ていてくれる。
細かいところも全部。
私が何に似ているのかも。
私が好きな色も。
何に怯えているのかも。
言わなくても分かってくれる。
理解して受け入れてもらえることは
本当に幸せだ。
幸せだと思ってしまった。
彼に出会えて幸せだと。
この先どうなっても。

たまに呼吸がうまくできなくなる。
一ヶ月前よりは減ったけれど。
考えないようにはしているけれど
考えるべき時もある気がしてしまうのだ。
幸せなあたたかい居場所を手に入れて
のうのうと生きていていい人間なのか、自分は。
その疑問を突き詰めて考えたくなる。
そして出る答えはいつも決まってる。
だから毎日泣いていたのだ。
生きていく。
それは決まっている。
この先に待っているのが
望む未来じゃなくても。
もう人を傷つけるのは嫌だし
大事な人が孤独なのも嫌なんだ。
だからそういうのをなくせるようにしたい。
そのために生きていこうって
それが償いかなって
思うことにしてきた。
これからもそれは変わらないんだ。