色とりどり

新しい独逸語の学校へ通い始めた。
A2-2というクラス。
A1-1、A1-2、A2-1を終えた人たちが通うクラスだが、
私は別の所で勉強していたため、
試験を受けてこのクラスに振り分けられた。
私の現時点でのレベルは、
文法はかなりこなしてきたが、
会話の方はからっきしという具合。
聞き取ったり思ったことを伝えたりなんて無理。
同じレベルなんだから、クラスの人たちも全く喋れないだろうという
つもりで臨んだ初日の授業・・・。
クラスメイトたちが独逸語で質問、議論し合っていることに愕然。
まじか。これで同じレベルなのか。。
ていうか先生!何言ってるのか全くわかんない。
教科書の内容は大体分かるけど、
先生やクラスメイトが何言ってるのかわかんない。
かつ、急に何か言わなきゃならなくても言葉が出てこない。
焦る。。。
が、冷静に観察すると、独逸語をばんばん喋ってるのはクラスの半分くらいで、
ずっとこのクラスに通い続けている人たちだとわかった。
やっぱりずっと独逸語にさらされてきた人たちは違う。
そして徐々に耳が慣れてきて、
なんとなく言葉を聞き取れるようにもなった。
初日から衝撃だったけど、挫けず通っていれば、
なんとかなるかもしれない。
ちなみにとても国際色豊かなこのクラス。
アメリ
ポーランド
ギリシャ
アフガニスタン
ベトナム
スリランカ
トルコ
ブルガリア
イラク
いろんな国の人がいる。
欧州の人たちは一見見分けがつかないことがあるから、
クラスメイトの多くの人たちも独逸人と変わらなく見える。
でも実際は皆、それぞれの事情により母国を離れて
この国に暮らし、ゼロから独逸語学習をスタートしている。
まだ三日目だけれど、
このクラスの人たちの独逸語を学ぶ姿勢が、いいな、と思う。
疑問に思ったことは積極的に質問し、
間違いや疑問は互いに教えあう。
あっという間の三時間だ。
当てられてもいないのに質問や意見を言うのは、
日本の文化とは違っていて慣れないけど。
文化はどうあれ、独逸語を理解したい、話せるようになりたいという
気持ちは共通で、皆ほんとうに真剣なのだ。
私もがんばろう。